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研究室の活動2022.05.25

(食品科学実験)~6回目~抽出方法を学びました

今回は、試料を凍結乾燥した後に行う、「抽出」を実際に行いました。


抽出とは、分析する際に必要な成分のみを抜き出すことです

抽出方法は、測定したい代謝物によって大きく二つに分かれます。一つが水に溶けやすい物質(水溶性代謝物) 、もう一つが 溶けにくい物質 (脂溶性代謝物) です。

本研究室で取り扱っているメタボローム解析は、主に前者の水溶性代謝物を分析します。水溶性代謝物は、グルコースなどの糖類、タンパク質の元となるアミノ酸、酢酸などの有機酸です。


このような代謝物には、タンパク質が多く含まれているので、まずタンパク質を除く必要があります。

具体的には「クロロホルム - メタノール - 水」でサンプルを抽出して、 サンプルを分離させます。上層には、水溶性代謝物が含まれていて、下層には、脂溶性代謝物がやタンパク質含まれています。抽出の際には、この下層をとらないように上層のみをとる必要があります。



注意していないと、抽出する量を間違えたり、チューブを落としてしまってやり直しになるので、慣れるまでは結構神経を使う作業かなと思います。

抽出の最後にメタノールをとばす遠心エパポレーター


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