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研究室の活動2022.07.06

(食品科学実験)~12回目~データ解析の解釈を学びました

こんにちは.

暑い日が続いていますが,

研究室はクーラーが効いているので

快適に過ごせています,

ありがとうございます,


本日は,統計解析ソフトである

SIMCAを用いて

パンの解析データの見方を

教えていただきました.



SIMCAによって,

GCMSで得られたデータを

色々な種類の解析方法によって

解析ができます,




データ量は膨大にあるので

何が良くて,何が悪いのか?が

パッと見ただけでは分かりません.


では,どうしたらいいのか?

それは,有意差検定を行います,


有意差検定とは,試料間の

差を見るときに使う検定です,


指標として,p値(有意確立)

を使用して検定を行います,

一般的に,

p<0.05 だと,有意差がある

ということを表しており

差があることが解析して

わかったということになります,

(p<<0.05というのは

 有意水準が5%であるので

 こうなっていますが,

 有意水準は,10%にしたり

 変更していいので,

 ゆるい検定もあります,)



じゃあ,有意差検定するだけて

いいのでしょうか?

実はそうじゃありません,



そこには,良いモデルである

ことが必要になります,


モデルというのは,

SIMCAがデータを使って

いいデータかどうかということで

「予測モデル」を作ります,

良いモデルと言える

具体的な基準があるのですが,

(R^2Y>>0.65, Q^2Y>0.5)

その基準をクリアすれば

良いモデルを作成できたと言えます,


従って,

モデルを見る かつ 有意差検定

を行えば,良い解析です,


解析方法は,前回簡単に

説明しましたが,主に使うのは,

PCA(主成分分析)

OPLS−DA(判別分析)です,


PCAは,

データの全体像を把握したいと

に適しています

有意差検定はできませんが,

データのばらつき具合や外観

図によって,客観的に

分かります,


OPLSーDA(判別分析)

試料間の違いを見たいとき

行う解析です,

こちらで,有意差検定を行い

数値としても,差があるのかが

わかるようになります.


前も申し上げましたが,

大体,

PCA⇨OPLS-DAを

することが多いです,



他にも,OPLSーR(回帰分析)

などもあります,


とりあえず,SIMCAによって

色々なデータ解析が行えるので

非常に便利です,



本日をもって,3年性の

基礎食品科学実験は終了です.


来週からは,卒論のことを話したり

夏休み中にできたら

衛生学の実験も行いたいと考えています




ここまで読んでいただきまして

ありがとうございました,








この記事を書いた人
増森 彩華 (M2)
Ayaka Masumori

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